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瓜生野から横瀬へ   
 
大仁金山跡
 水晶山麓の石仏群から大仁橋の方を向きますと、向こうに大仁金山の跡が見えます。
私が子どもの頃はまだ山肌にガラス張りの大きな選鉱場が建っており、金山があったんだなあ、と思ったものです。残念ながら施設は平成になって取り壊されてしまい、今は「万福百笑の湯」という温泉施設が建っています。

画像では、橋の向こう、右の建物が百笑の湯で、その奥の階段状に見える谷筋が大仁金山選鉱場跡です。



瓜生野金山跡
 下田街道は、大仁橋を渡って直進し、カインズホーム入り口まで一方通行の道として利用されています。途中、古い木造の納屋や草葺き屋根の家屋があります。
 その街道の南側にある瓜生野山にその採鉱跡が残っているそうです。

       藁葺き屋根、未だ健在なり                     瓜生野金山採鉱記念碑

長倉伊豆郷土史研究所
 と、ここである石の標識を見つけました。「長倉伊豆郷土史研究所」 うーん、これはかの郷土資料発刊に情熱を持っていた本屋さんに関係のある建物ですね。『伊豆の民話集』や『増補豆州志稿』など、有名な発行本をたくさん出しています。

ちょっと奥を覗いてみますと、古い歴史雑誌の束が置いてある倉庫のようでした。お店はどこにあるのかなあ。行きたいのに、まだ分からないでいます。



横瀬の八幡神社
 交通渋滞で有名な横瀬の交差点の北に、八幡神社があります。下田街道は、横瀬交差点の山側を通っていたそうで、商店街の裏手にそれらしき道筋が見られます。

 この交差点は、下田街道が伊東方面への道と分岐する三叉路で、昔も今も通る人たちで賑わっています。
 修善寺町立野に行く道を左に見て少し行ったところに、八幡神社があります。
 この八幡神社の国道よりの脇に庚申塔や馬頭観音などが数基あると資料で読んだのですが、初めて行った今回は、境内をぐるぐる歩き回っても見つけることができませんでした。非常に関心があるのですが、残念なことです。

仕方ないので、次に進むことにしましょう。でもここの神社は土地の人たちが大切にしているらしく、きれいにしてありました。また、境内には、いくつかの神様を祀った木祠がありました。木祠に納められているのは、丸い陰石で、北条政子がこの石をさすったところ、子宝に恵まれたとかで、ありがたい石のようです。

            横瀬の八幡神社                             境内の神々
                                             
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