葉

箕作八幡神社を訪ねる 
 『箕作』の地名のルーツ、箕作八幡神社を訪ねました。資料で見て、前から行ってみたかったのですが、道路から見えないので、二の足を踏んでいたのです。

 『箕作』という地名は、一見「箕を作っていた土地」と思えますが(それが正しい面もあるでしょうが)、礪杵道作(ときのみちつくり=大津皇子の家来)が、朱鳥元年(686年)に謀反の罪でこの地に流罪となり、その後、居住したことに由来するそうです。

 大平山に登った帰り、この辺かなあ、と思うところに車を止めて山に入ってみました。一度見当外れの所に行ってしまったので、近くを歩いていたご婦人に尋ねてみました。ところが「箕作神社」では通じず、ご婦人から「八幡様のことかなあ…。」と正されました。土地では、「はちまんさま」と呼ばれているのですね。
 当の神社は、下田方面から来て道が急に狭くなったところの民家の裏を山に入ります。バス停「戸崎」の目の前です。道から少々入った竹林の中にあるのですが、手前に小屋があるので、初めて行ったのでは分かりづらいと思います。

 入り口からしばらく上ると左手にお稲荷様?があり、さらに進むと前方に小屋が見えます。その小屋の向こうに神社があります。


 左に見えるくの字に曲がった道を上がります

 小屋は、ちょっとみると農機具小屋のように見えますが、参拝者が休む集会所のようにも見えます。長い間使われていないらしく、外も中も荒れ果てています。


        竹の浸食がすごい!

 何と、中には大八車がありました。


   あの細い道を、どうやって上げたの?
 
 そして、これが箕作八幡神社です。


 
 やはり竹が生えたり倒れかかったりするなど、荒れています。箕作の名の由来の訳ですから、皆に広く大切にされるといいですね。
                                             
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